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千葉地裁:平成29年(行ウ)第29号
不当利得返還請求事件(住民訴訟) 原告:渡辺裕一 被告:千葉市長 熊谷俊人 上記の弁論準備手続きが本日(3月20日)終わり、次回は口頭弁論で、 判決言い渡し日が決定となります。 本件裁判での争点は、 ① 芸術発表会で配布されたプログラムに営利を求めた広告がある。 プログラムに掲載された企業及び個人は、芸術発表会の祝辞を述べたものが大多数 であるが、「ハナ信用組合」及び「金剛保険株式会社」の広告は、通常一般に配布 されている広告物であり、その内容は「営利を求めた」広告である。これは、補助 金交付要綱3条3号「営利を目的とするものでないこと。」に該当しない。 ② 被告は、平成28年度の補助金交付取消の芸術発表会について、「白頭山に行こう」 を当該会場で歌ったことが、北朝鮮指導者を賛美した側面を有しているから、『当 時の国民ないし住民の感情から、そのような曲が演奏された芸術発表会は「地域住 民との交流に資するもの」ということができず』と判断し、取消とした。 金剛保険株式会社は朝鮮総連が実質経営している法人会社であり、その朝鮮総連は 北朝鮮指導者を賛美した側面を有しているから、『当時の国民ないし住民の感情か ら、そのような広告物が掲載された芸術発表会は「地域住民との交流に資するもの 」ということができず』と判断すべきである。また、本件補助金交付要綱は改正等 がなされていないことから、平成28年度の判断を本件の平成27年度の判断としても 何ら問題はない。 ③ 千葉朝鮮学校は、プログラム掲載における収入を一般寄附として経理上の処理をし ているが、広告に「名前が出るのでであれば寄附しよう」との寄付者の発言から も、芸術発表会での収入として計上すべきであり、収支報告書に虚偽がある。 以上が、争点である。 本件訴訟は、平成29年3月29日の住民監査請求で監査委員の全員の意見が一致せず、 合議が不調という結果から、同年6月22日の提起した案件である。 現在、熊谷俊人千葉市長は、千葉朝鮮学園への補助金交付を凍結する旨の発言を行っており、今後どのような展開になるかはわからない。 もっとも、補助金交付取消は、千葉市長選に向けたアピールだと当会では見ている。 「白頭山に行こう」の歌詞には、一切、金正恩を賛美する歌詞などなく、歌詞自体に何ら問題はない。歌われた背景を問題としている。 今まで、補助金交付は北朝鮮の事情に関係なく、朝鮮学校に通う子供達のために交付すると強弁していたも拘わらずこの有り様である。 「白頭山に行こう」を歌ったから取消しっておかしいだろ。 もっと、まともな理由をつけてほしいところ。
by senpuunokai
| 2018-03-21 00:22
| 千葉市
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